☆C'est La Vie☆ -77ページ目

一輪の花

一輪の花



ふと目覚めた朝
   
光射す窓際に咲く美しくも儚げな

一輪の花

グラスの水に生かされた儚き命

淡い光に照らされて精一杯に命を燃やし 

輝きを放つ

そうあの頃のあなたのように

そういつかは散ゆく定め
        
生を受けた瞬間から
終幕は迫り来る
    
気づかない振りをしていたまるで籠の中の鳥の様に
虚ろな瞳あの頃の思いの代償
痛みさえ今ではもうわからない 

さよならさえ伝えられぬまま

夜は何処までも…堕ちて行く

season





振り返る季節には
いつでもあなたの面影付き纏う
過去の風景が映す 
重なり合う記憶のカケラ



まばゆい光に包まれた 
想い出だけ優しくて
まだ明日へ歩いて行けないでいるよ




どんなに想い出重ねてみても 
あの頃のあなたはもう取り戻せない
そんなこと初めからわかっていたけれど
気づけばあなたの事ばかり
考えている自分に驚くよ



溢れ出す想い出 
揺れ惑う光は私を何処へ導くの




巡り来る季節は心の傷を癒してゆくという現実
懐かしくも狂おしいこの痛みもやがて
うつろい色褪せてゆくのかな



この場所に留まる事 
きっとあなたも望んでないんだろね
前を向き歩き出すこと 
あなたがくれた無言の言葉抱えて



明日へと歩いてゆくよ



立ち止まってる時間
無駄な時間なんて決して 
決してありはしないのだから

fading memory


いつかみた今はもう失われた懐かしの情景
もう一度触れてみたい想いに心揺れて
薄れゆく記憶のもと
せめてもの想いで練る遊夢は儚く
あとに傷跡だけを残してゆく




曖昧な記憶をたどることで作り上げた
都合の良い虚構の世界



朽ち果ててゆく現実の中で
ただひとつ想い出が放つ輝きは
あの日々を鮮やかに浮かび上げるのに
私のとなりにはもう誰もいない



記憶の中の情景は今でも手に取るようにそこにみえるのに…



現実とは不自由な生き物
いつかは色褪せやがては忘れ去られ
そしてきえてゆく
過去を写す鏡があればいいのにと
懐古的な想いにひたる
いつか自分もきえてしまうことを感じながら…



もう少しで僕はきえるけど…