☆C'est La Vie☆ -78ページ目

さようなら



失って初めて気づく事がある
誰といても満たせない
心に空いた小さな穴

やがて私の存在さえも
飲み込むほどに肥大する


恋を引きずる性格は
相も変わらず昔のまま
次の恋にさえ進めない



臆病者のこの僕に
格好悪いと言われても
返す言葉はありません



軽はずみの台詞並べてみても 
心は病んでゆくばかり
偽りの自分演じてみても 
心の傷は疼くばかり



あなたを傷つけるのも目に見える



心に闇を抱えたまま 
生き続けるのはもう飽きた



今の僕にできること
自然に霧が晴れるのを 
じっと堪えて待つばかり



いつか一筋の光掴み取るまでは

temporary freedom

曲がりくねった蛇の道
その果てにとめどなく溢れる光の洪水
安らぎに満ちた夜空をみたよ

暗闇の中風を切り裂き走る僕らの背後には
夜風の香りだけが澄んだ空気と共に
舞い散る星屑の街並みを通り過ぎてゆく

街灯が照らし出す幻想
心地よい夜の風に揺られていると
いつかあなたをこの風と共に連れ去ってしまいたい
そんな淡い想いにそっと明かりが灯る心窓

闇を切り裂き加速し行く時の中で
僕らはいつしか風になる

心に抱えた悩み憂鬱偽りさえも
何もかも投げ出してしまって
現実の世界を飛び出し
一時の自由を手に入れる

一時の輝きは明日への煌きへと姿を換え
僕らは未来(あす)を夢にみる

街灯が照らし出す幻想
心地よい夜の風に揺られていると
いつかあなたをこの風と共に連れ去ってしまいたい
そんな淡い想いにそっと明かりが灯る心窓

夜明けの空に舞う幾千の星屑
降り注ぐ星屑の瞬きを感じながら
今夜も僕らは夜を駆け抜ける
自由を感じ取るために
この不思議な風に揺られながら


ヒト


人は滑稽な生き物人は馬鹿な生き物
けれど人は滑稽だからこそ
面白いのかもしれない

同じ過ち幾度となく繰り返し… 
そして後悔ばかりを繰り返す。
その度同じ言葉を繰り返す
『同じ過ちは犯さない』と


懐かしさにただ涙して偽りの明日を奏でてみても
後に残るのは虚しさだけ 
            
真夜中に独り練る遊夢に対しても 
今日は朽ちてゆくばかり

人は滑稽な生き物人は馬鹿な生き物
けれど人は滑稽だからこそ  
面白いのかもしれない
 
誰かに言われるまで気づかない事がある 
いや現実を正直に受け入れられない自分がいる

机の上にどんな綺麗な言葉並べてみても
手に入りはしないものも存在する
いつの日も心に留めて置くべきものも存在する
    
人は…それに気づかないまま毎日を
ただ…生きているのかもしれない
 
人は滑稽な生き物人は馬鹿な生き物
けれど人は滑稽だからこそ 
面白いのかもしれない 

私は今日も滑稽にそして懸命に明日を模索している